過去の上映作品

第20回 2019年10月
第6回 2018年12月
静寂を求めて  -癒やしのサイレンス-

静寂を求めて 
-癒やしのサイレンス-

騒音は現代の重大な公害問題。
知らぬ間に私たちの心体はリスクにさらされている。

静寂は心を鎮め、開かせる。そして心を環境と調和させる。
静寂の必要性が急速に高まっていく中、『静寂を求めて』は、私たちがあらゆる音に囲まれて生きるこの21世紀を、静寂、音楽、騒音などの音に焦点を当て、健全に生きるための方法を探究するドキュメンタリーである。

第19回 2019年8月
コスタリカの奇跡

コスタリカの奇跡

1948年に軍隊を廃止。軍事予算を社会福祉に充て国民の幸福度を最大化する道を選んだコスタリカの奇跡に迫ったドキュメンタリー。

コスタリカは1948年に常備軍を撤廃。1949年には憲法にも規定された。以来、軍隊に頼らず条約や国際法そして国際機関との関係を強化しながら国際的な関係性の中で独自の安全保障体制を構築していった。 莫大な予算が必要となる軍事費の支払いから開放されたコスタリカは、この予算をよりよい教育や国民皆保険制度の実現のために振り分けてきた。1948年12月1日に軍隊廃止を宣言したホセ・フィゲーレス・フェレールの「兵士よりも多くの教師を」というスローガンは有名だ。

第18回 2019年7月
最後の楽園コスタリカ  -オサ半島の守り人-

最後の楽園コスタリカ
-オサ半島の守り人-

地球上の宝石のような自然豊かな国コスタリカ 。乱開発で一時は激減した森林を復活させた「守り人」たちのストーリー。

コスタリカは世界的にエコツーリズムの発祥の地として知られ、人気のデスティネーションとなっている。
そんなコスタリカの南西に、地上で最も生態系が豊かな場所、オサ半島がある。まさに地球上の至宝であるこの豊かな自然も、無計画な伐採や採掘で消滅する危機があった。一時期、コスタリカでは森林面積が約2割まで激減。しかし、「守り人」たちの活躍で、半島の森では今もジャガーが歩き、コンゴウインコが羽ばたき、岸辺にはザトウクジラの姿も見られる。これは半島保護に人生を捧げた人々の物語で、「コスタリカ国立公園の父」と讃えられるアルバロ・ウガルデやエコロッジのオーナー等が登場する。気候変動への対策が急がれる今、オサ半島の成功は世界が学べるモデルを示している。

第17回 2019年6月
0円キッチン

0円キッチン

世界から食料廃棄をなくす旅。キッチン付き廃油カーでヨーロッパを巡り廃棄食材料理を届けるエンターテイメント・ロードムービー!

世界で生産される食料の3分の1は食べられることなく廃棄されている。その重さは世界で毎年13億トン。「捨てられてしまう食材を救い出し、おいしい料理に変身させよう!」と考えた食材救出人のダーヴィド。植物油で走れるように自ら改造した車にゴミ箱でつくった特製キッチンを取り付け、ヨーロッパ5カ国の旅へ出発。各地で食材の無駄をなくすべくユニークでおいしく楽しい取り組みをしている人々に出会いながら食の現在と未来を照らし出していくエンターテイメント・ロードムービー!

第16回 2019年5月
タシちゃんと僧侶

タシちゃんと僧侶

チベット僧侶がヒマラヤ山脈の麓で愛と思いやりを学ぶ孤児院を開き85人の「父」になった感動のドキュメンタリー。

チベット僧侶がヒマラヤ山脈の麓で愛と思いやりを学ぶ孤児院を開き85人の「父」になった感動のドキュメンタリー。
5歳のタシちゃんは新しく孤児院にやって来たばかり彼女のお母さんは最近亡くなりアルコール依存症のお父さんに追い出されてしまったのだ。ここで過去のトラウマから傷ついており気難しいタシちゃんは他の84人の新しい友達との生活に馴染もうとする。タシちゃんをプントソック僧侶や、この孤児院の新しい友だちは癒し受け入れることができるだろうか。この映画はタシちゃんとプリントソック僧侶そして他の子ども達との愛と友情を描いたドキュメンタリーだ。

第15回 2019年4月
眺めのいい部屋

眺めのいい部屋

本当の自分へと目覚めていくルーシー。

まだ封建的な思想が強かった20世紀初頭。
情熱の国イタリアで人生の目覚めを体験する英国女性を描いたE・M・フォースターの同名小説をイギリスの名匠ジェームズ・アイヴォリー監督が映画化した恋愛ドラマ。 イタリアのフィレンツェを訪れたイギリス名家の令嬢ルーシーは、ホテル「ベルトリーニ」の“眺めのいい部屋”を譲ってくれた青年ジョージから情熱的なアプローチを受け、惹かれていった。しかし旧家の伝統を重んじるあまり自由な恋愛は許されないため、ルーシーはジョージの想いを受け入れずにイギリスに帰国。貴族の青年セシルと婚約することになるがジョージが再び彼女の前に現れる…。
第59回アカデミー賞で最多8部門にノミネートされ、脚色賞、衣装賞、美術賞の3部門を受賞した名作恋愛映画。

第14回 2019年2月
ビューティフル アイランズ  -気候変動 沈む島の記憶-

ビューティフル アイランズ 
-気候変動 沈む島の記憶-

舞台は、南太平洋のツバル、イタリアのベニス、アラスカのシュシマレフ島。

気候も文化も異なる島で生きる人々の普通の"暮らし"に焦点を当て3年がかりで撮影。絆を育む祭りや、長年受け継がれる伝統工芸、水辺の暮らし。そのすべてが気候変動で失われゆくものです。海南は「気候変動で、私たちが一体何を失うのか?を"感じる"作品を作りたい」と、ナレーションやBGMを排して、波や風の音、島の人々の美しい歌声や子供の笑顔と旅する作品に仕上げました。撮影には詩的な映像で知られる南幸男を迎え、現場で1カットずつ話し合いながら作った渾身作。エグゼクティブプロデューサーには、海南の20年来の友人で恩師でもある是枝裕和が、企画に参加しています。日米韓でロードショー公開された。 デジタルな世界で生きる私たちの本質的な感性がよみがえる1時間50分です。

第13回 2019年2月
バベルの学校

バベルの学校

24人の生徒、20の国籍、24のストーリー。
フランス中を感動に包んだドキュメンタリー。

アイルランド、セネガル、ブラジル、モロッコ、中国…。世界中から11歳から15歳の子どもたちがフランスにやって来た。これから1年間、パリ市内にある中学校の同じ適応クラスで一緒に過ごすことになる。 24名の生徒、20の国籍…。この世界の縮図のような多文化学級で、フランスで新生活を始めたばかりの十代の彼らが見せてくれる無邪気さ、熱意、そして悩み。果たして宗教の違いや国籍の違いを乗り越えて友情を育むことは出来るのだろうか。そんな先入観をいい意味で裏切り、私たちに未来への希望を見せてくれる作品。

第12回 2019年1月
バレンタイン一揆

バレンタイン一揆

児童労働って?フェアトレードって?
小さな一歩をふみだした、日本の女の子たちの奮闘記。

ガーナで児童労働の問題を知った、日本の普通の女の子3人は、動き出す。バレンタインに、チョコレートを通して、世界の問題について考えること。フェアトレードでつくられたチョコレートをちゃんと買うこと。それこそが、バレンタインにすべき、大切なことなんだ、と。そして、みんなでフェアトレードのチョコレートを買う「バレンタイン一揆」というイベントを企画。
2月11日、「バレンタイン一揆」当日、彼女たちの想いはみんなに届いたのか・・・。

第11回 2019年1月
ソニータ

ソニータ

家族のために結婚を強いられる魂のラッパー、
ソニータは歌い、自らの運命を変えていく——

アフガニスタンに住む親は、16歳になったソニータを、古くからの習慣どおりに見ず知らずの男性に嫁がせようとする。花嫁の値段は9,000ドル。夢を追いかけたいソニータに結婚する気はない。しかし、家族との関係も失いたくない。そんなジレンマを抱えながらも女性が歌うことが許されないイランで、ソニータはどうしたらラッパーになる夢を叶えることが出来るのだろうか?ロクサレ・ガエム・マガミ監督は、取材対象の人生に関与すべきかどうか悩みながらも、同じ女性としてこの問に答えるようにソニータの夢と人生に深く関わることとなる。ラップのビデオクリップを製作すると、運命を変える出来事が起きる。果たしてソニータは人生を変えるチャンスをものにする事ができるのか?

第10回 2019年1月
台北カフェ・ストーリー

台北カフェ・ストーリー

あなたにとって一番大切なものは?

台北で美人姉妹がカフェをオープンする。このカフェでは「物々交換」が人気に。物と物を交換するとき、実は物にまつわるストーリーも同時に交換している。ある日、一人の男性がお店にやって来る。彼は世界35都市で集めたという35個の石鹸を持って来て、何か特別なものと交換したいという。以後、カフェに来る度に語られるそれらの石鹸のエキゾチックな物語にドゥアルの心は魅せられていく。そして、物々交換をきっかけに、姉妹の価値観が変わっていく。台北を舞台に展開するオシャレ感覚溢れるカフェ・ストーリー。

第8回 2018年4月
ザ・テノール 真実の物語

ザ・テノール 真実の物語

君の歌声を、ふたたび。

“アジア史上、最高のテノール”と称されヨーロッパで活躍していたオペラ歌手ベー・チェチョル。彼がまさに頂点を極めようとしていたとき、悲劇は突然訪れた。甲状腺ガンに侵され、手術によって声帯の神経を切断。歌声を失ってしまう。
「もう二度と舞台には立つことは出来ない」歌手として最も過酷な苦難を受ける彼に、彼の声を愛した一人の日本人音楽プロデューサーが手を差し伸べた。音楽で結ばれた 二人の絆が、世界にも例のない奇跡を生み、いま、感動のステージの幕が開く。

第9回 2019年1月
第7回 2018年4月
幸せの経済学

幸せの経済学

あなたは「豊かさ」をどんなものさしではかりますか?
お金を持っていることでしょうか。便利で、快適な暮らしを送ることでしょうか。

50の言語に翻訳され、世界各国で高い評価を得ている「懐かしい未来ラダックから学ぶ(Ancient Futures)」の著者であり、世界のローカリゼーション運動のパイオニアでもあるヘレナ・ノーバーグ=ホッジさん。彼女の最新ドキュメンタリー「幸せの経済学」が5 年の歳月をかけて2010年に完成致しました。この映画は,「グローバルからローカルへ」をテーマに,世界中の環境活動家たちがこれからの「豊かな暮らし」について語るドキュメンタリー映画です。消費型社会を見直し、地域に眼を向けることによって、その土地にある資源や文化を再認識し、人と人、人と自然との関係を紡いでいく「コミュニティの再生」の重要性を訴えています。

第5回 2018年12月
simplife

simplife

小さくて美しい暮らしをさがしにいこう

simplifeは、「身の丈の暮らし」をテーマにしたロードムービー。アメリカの西海岸で広がりを見せる「タイニーハウス・ムーブメント」のパイオニアたちを訪ね、小さな暮らしや多様なライフスタイル、コミュ二ティとの共生など、新しい幸せのカタチをさがしにいきました。様々な理由からタイニーハウスを選択した人たちの暮らしはとても個性的。ものを手放したことで、たくさんの自由を手に入れることに成功しています。そんな人たちの言葉や暮らしの景色から、自分らしく生きるためのヒントが見つけられるかもしれません。

第4回 2018年7月
happy  -しあわせを探すあなたへ-

happy しあわせを探すあなたへ

GNH(国⺠総幸福量)で話題のブータンなど世界5大陸16か国を巡り、 心理学者や脳医学者と「幸せになる方程式」を明らかにするドキュメンタリー映画

最新のデータによると 日本は、先進国で最も不幸せな国とされています。経済的成⻑と物質的繁栄に重きを置いた結果「過労死」が社会問題化するほどストレスの多い社会となってしまいました。一方で同じアジアのブータンでは全く異なるアプローチを選択しました。 GDP(国内総生産)ではなく、GNH(国⺠総幸福量)を最大化しようとしているのです。
アカデミー賞ノミネート監督ロコ・ベリッチ (『ジンギス・ブルース』)が放つ、幸せをテーマにしたドキュメンタリー。 本当の幸せとは?どうしたら私たちはより幸せになれるのか?日本人プロデューサー清水ハン栄治と共にGNH(国民総幸福量)で話題のブータンなど5大陸16か国を巡る4年間のロケを敢行し、心理学や脳医学の世界的権威と発見した幸福度を高める鍵とは?製作総指揮は『ナッティ・プロフェッサー』『ブルース・オールマイティ』監督のトム・シャドヤック。

第3回 2018年6月
デイヴィッドとギリアン響きあうふたり

デイヴィッドとギリアン響きあうふたり

映画『シャイン』のモデルの愉快なリアルライフが今、明らかに!

『デイヴィッドとギリアン響きあうふたり』は、傑出した稀有の音楽家であり、インスピレーションを与えてくれる人物、デイヴィッド・ヘルフゴット初のドキュメンタリー映画である。監督のコジマ・ランゲは、彼のシュトゥットガルト交響楽団とのヨーロッパ・コ ンサートツアーに同行し、私達にデイヴィッド・ヘルフゴットの魅惑的な世界の一端を見 せてくれる。彼は常に感じたことを演奏し、思ったことを表現し、その感情溢れる音楽は 人の心をつかんで離さない。彼の千変万化の他に類を見ない個性は、演奏に見事に表情を 現す。ベートーベンの「熱情(アパショナータ)」から彼の運命の作品であるラフマニノフ の「ピアノ協奏曲第 3 番」に至る作品に、彼の情熱や精神の深みを体験することだろう。

第2回 2018年5月
ザ・トゥルー・コスト  -ファストファッション 真の代償-

ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~

ファッション業界でも大量生産・大量消費が問題化。

この数十年、服の価格が低下する一方で、人や環境が支払う代償は劇的に上昇してきた。本作は、服を巡る知られざるストーリーに光を当て、「服に対して本当のコストを支払っているのは誰か?」という問題を提起する、ファッション業界の闇に焦点を当てたこれまでになかったドキュメンタリー映画だ。

第1回 2018年4月
365日のシンプルライフ

365日のシンプルライフ

フィンランド式シンプルライフ

「ムーミン」やサンタクロースの国として知られているフィンランドは、常に幸福度ランキングの上位で、世界有数のシンプルライフの国。自分でモノを作るDIYやリペア・リユース・リサイクルは当たり前だ。2年前に始まった人気イベント「クリーニングデイ」(※別項目参照)のような、モノ・ヒト・コトを効率的に楽しく循環させる場など、サステナブルなシステムをデザインするのが上手い。フィンランド人はよく森に出かけ、夏はモノがないサマーハウス(これも自分で作る)でゆったりと過ごし、自分自身を取り戻すことを大事にしている。本作から垣間みることができるフィンランドのシンプルなライフスタイルには、私たちの暮らしを豊かにするヒントがある。

一文字アート

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